GLOSSARY
用語集

仲介貿易

仲介貿易

貿易は輸入をする側と輸出をする側の二国間のみだけではなく、ここに第三者が入ることでお金や物の動きが異なってくる仲介貿易、いわゆる三国間貿易も行われています。通常の二国間の貿易であれば輸入者が買い主、輸出者が売り主となりますが、間に業者が入って双方の仲立ちをするというシステムであり、仲介業者は買い主にも売り主にも該当しません。

たとえば、ある国が別の国に商品を輸出する際、第三国にある販売代理業者を利用し、その業者が輸入を希望する国と売買契約を結びます。商品自体は輸出する側が直接輸入側に送ることになりますが、輸入者が支払う代金は代理業者宛てとなり、代理業者がその代金を輸出側に支払うという形になるのが仲介貿易です。
手間がかかるように見えますが、それぞれの条件や取引の状況を明確に把握して手続きを行わなければならない分、直接取引を行うよりも信用問題をクリアしやすいというメリットがあります。初めて取り引きを行う相手の場合にはなお安心です。

日本で行う際には承認が必要ですが、仲介すれば輸入側に商品を売る際のマージンで利益を得られたり、国内に貨物を搬入することにはならないため、代金の支払い時に消費税がかかってこないというのもメリットになります。

JA/EN
ページトップに戻る