GLOSSARY
用語集
加工貿易契約
貿易の契約において加工貿易契約というのがあります。
これはある国に製品の材料を提供をして組み立ててもらって製品になった物を輸入するという契約のことです。
これにはまず出来上がった製品を輸入する側がその製品を組み立てるために必要な材料を組み立ててもらう国に輸出する事になります。
また加工貿易契約の内容によっては規制がかかる事があります。
例えば輸出価格が100万円を超える場合は輸出のための承認が必要になります。
この時に注意しないといけないのは輸出する物が無償で提供されるかどうかは関係ないという点です。輸出する物の価格が100万円を超える時は必ず承認申請が必要になります。
これまで加工貿易契約を日本の企業が主に結んでいたのは中国にある企業と結んでいましたが徐々に中国から他のアジアの国に移転しつつあります。
その主な要因は中国本土における労働者の賃金の高騰にあります。
また、地政学的リスクの高さもあって徐々に中国にある企業との加工貿易契約は減っています。
また加工貿易契約を結ぶ時は国内の産業に悪影響があるとされる原材料を輸出する際には承認を受けないとできないようになっています。なので加工貿易契約をどこかの国の企業と結ぶ時は承認が必要になる事があります。