GLOSSARY
用語集
間接貿易
間接貿易とは、直接貿易に対になる貿易用語です。
直接貿易は、海外企業と直接取引を行う形態であり、そこに第三者となる貿易商社などが存在しません。
一方、間接貿易は、貿易商社などが仲介役となり海外企業との貿易の橋渡しを行います。
間接貿易のメリットは、仲介する貿易商社のネットワークを活用することにより、貿易当事者がお互いに最も適切な取引相手を探すことができる点です。
貿易における実務も仲介業者が代行し、取引を行う上で発生する様々な問題に対しても解決にあたるため、貿易当事者同士は手間を省いた取引を行うことができます。
貿易商社は、売り手側から商品を購入し、買い手側に販売する形になり、代行によって発生する仲介手数料が利益になります。
直接貿易であれば仲介手数料は発生しないため、その分の節約した金額を商品取引の好条件として活用できます。
しかし、直接貿易では実務作業やリスク回避は貿易当事者が全て負担するデメリットがあります。
間接貿易を行うことで、貿易当事者は様々な実務の手間や為替リスクなどの負担を大幅に軽減できる点がメリットです。
また、貿易商社の資金力や幅広い情報を利用して、海外マーケットのリサーチや現状を探ることもできます。
貿易相手として、お互いが利益になるマッチングを可能にします。
間接貿易を利用することで、より有利な環境のもとに、適切な貿易相手を見つける可能性が期待できます。