GLOSSARY
用語集
BAF
「BAF」とは、Bunker Adjustment Factor の略であり、燃料割増係数です。海上貿易において、燃料調整の割増費用を表します。バンカーとも略されています。
輸入者が荷物が到着する際に発行される通知書である「A/N」(アライバル・ノーティス)に、海上運送費(国際輸送費)の内訳の詳細が記載されています。この「A/N」は税関の通過する為に必要な書類で、これをもとに荷物を受け取る時に輸送にかかった費用を輸入者が支払います。なお、運賃費用を負担するの人を、輸入者の場合は「FOB」、輸出者の場合を「CIF」といいます。
海上運賃は主に、基本料金(ベースレート、またはオーシャンフレート)にBAF(燃料系の割増料金)とCAF(為替割増料)など、その他サーチャージャーの合計額となります。輸送会社によって、すべてを含めたものをパック金額としている場合と、ベースレート+BAFの金額+CAFの金額の各々の料金を設定して輸送額を提示している場合があります。
BAFは1973年に第一次オイルショックがあったことによりEU・豪州同盟が、利用する航路によって導入しました。
Bunker Fuel Oil(船舶燃料)、Bunker A(A重油)、Bunker B(B重油)とも表します。原油価格の上昇と下降によってBAFは調整されて上下します。高騰すれば料金は高くなります。主に、コンテナ単位、トン単位で設定されます。
同じ同意義の言葉として、BS、EBS、EFAF、FAFなどがあり、航路によって名称が変わることがあります。また、航空輸送の場合は一般的に「Fuel Surcharge」といわれます。