Berth term（バース・ターム）とは、積み地や揚げ地の船内荷役費を、その運送人が負担しますという取引条件のこと。 定期航路だと大抵はこの運賃条件を指す。

バースタームは、「海上運賃の中には積出港ならびに揚地港の船内荷役費も全て入っています」という意味になります。会社が見積もりを出す際などには、大まか費用や条件を連絡するためにバースタームをBTと略し、見積もり書内で「BT – BT」という表記になっています。これは輸出港、輸入港ともに バースタームということを表し、輸出港も輸入港も、船側が積み込み費用と荷役費用を負担するという条件で見積もりを提示しましたという意味になります。

荷役費用とは、クレーンやリフトなどの荷役用の機器や、港湾荷役作業員などの手配にかかる費用全体のことです。これらを一旦船側が負担しますという表明です。その後で、貨物を輸出入する企業、または個人に、それらの費用を運賃の一部として請求します。この取引条件が明記されることによって仕事がスムーズに運びます。コンテナ輸送の場合はバースタームがあることが前提になっているため、コンテナ輸送専門の職に就いている人は逆にこの言葉を聞いたことがない場合もあります。