GLOSSARY
用語集
Cross Docking(クロス・ドッキング)とは・意味
輸送の流れにおいて、配送センターや倉庫は中継地点として存在します。
輸送されてきたものを運び入れ、仕分けして出荷する作業を行う場所です。
荷受け場はインバウンドドック、出荷場はアウトバウンドドックと呼ばれ、荷物はドックからドックへと移って、最終的な目的地へと運ばれることになります。Cross Dockingは、2つのドックを移動する荷物の動きから名付けられた用語です。
右から左、左から右とクロスするように運ばれる、Cross Docking形式の物流センターでは、通常のセンターのような荷物の一時的保管は行われません。
Cross Dockingの仕組みが取り入れられたセンターでは、検品や細かな仕分けの作業を実施せず、貨物は流れるように取りまとめられ出荷先へと配送されます。
大規模な倉庫設備を必要とせず、配送先を同じくしている貨物をまとめて運べるこの仕組みの実働を、貨物の出荷情報を正確に管理し、配送の指示を出すシステムが可能にしています。
Cross Dockingのシステムを使用することで、貨物の保管に時間と場所をとられることなく、効率の良い輸送が実現します。
仕分けの完了した荷物をその都度運ぶ個別配送よりも、配送トラックの数を減らせる点もメリットです。