Detention Chargeは「返却遅延料」のことを指す。

ターミナルから運ばれたコンテナから貨物を下ろし空になったら、そのコンテナは返却しなければなりません。その期間内に返却できなかった場合にディテンションチャージが発生します。

コンテナは無限にはない上に、それだけあったら場所をとってしまい邪魔になります。そのため、コンテナは使いまわしとなります。船会社としては、そのコンテナを早く回収できればできるほど効率良く仕事ができ、逆にそうできないなら仕事が滞ってしまいます。コンテナの返却期間を過ぎると仕事上でデメリットが生じてしまうため、これを防ぐため返却遅延料を設けているわけです。返却期間は会社によって異なりますが、ドライコンテナの場合は一般的に一週間から二週間です。

仮にディテンションフリータイム（返却遅延料の猶予期間）を一週間とし、コンテナの引き取り日が1月10日とした場合、1月17日までに返却できなければ1月18日からディテンションが発生します。

フリータイムが切れた場合では、デマージと呼ばれる超過保管料金と、ディテンションの2つが発生します。具体的な料金はドライコンテナの他、フラットラックやオープントップ、タンクコンテナ等の特殊コンテナなどの種類、サイズによって決まります。