distributorとは、「流通業者」と訳される。「販売店」とも。貿易用語。

ディストリビューター、つまり販売店は、エンドユーザーと呼ばれる客先と直接売買契約を結びます。つまりは、仕入れてから売る売主です。この販売店は、基本的には売値を自分たちで決められるため、利益を得やすいというメリットがある取引形態です。売値は、たとえメーカーとの契約内で金額の制限が設けられていたとしても販売店に決定権があるところが特徴です。

一方、デメリットとしては会社運営するための現金を用意しておく必要があります。代理店ではなく販売店になるため、始めるにはまとまった資金が要ります。そのためにお金を借りるのであれば、社会的信用がなければ融資を受けられないため、信用も必要となります。一旦は商品をメーカーから買い、代金を支払ってから商品を売ります。最初に商品を買えるだけの資金がなければ、商品を買ってくれる人が早く見つかったとしても自己資金は必須になります。ディストリビューターは「販売店」という日本語だけでなく、「売り切り」、「買い切り」、「仕切り売り」などと呼び名が多くあるため、会社によって使い分ける必要も出てきます。