CASE OF FAILURE
輸入ビジネス失敗事例

担当者が長期バカンスで連絡がとれない場合の原因と対処法

担当者が長期バカンスで連絡がとれない場合の原因と対処法

輸入ビジネスで多いトラブルに、契約・代金・保険に関するものがあります。今回は、担当者が長期バカンスで連絡がとれない場合の原因と対処法をお伝えいたします。これを学んで、失敗できない輸入ビジネスを手に入れてください。

事例

担当者がバカンスで2カ月も休暇を取っているとのこと。顧客との納期も迫っているので「担当者に連絡を取って折り返し連絡がほしい」旨のお願いをしたが「バカンス中なので……」の一点張りでラチがあかない。


日本では「〇〇は休暇中ですが、私が聞いて連絡を取ります」といった対応が期待できますが、そうした日本的感覚は全く通用しません。

バカンス中の人間に、仕事の連絡なんてとれない?

この事例は実際にスペインの輸出者と取引した時の事例です。

「バカンスはわかったけど、連絡くらいとれませんか?」と聞くと

「そんなことできないよ。バカンス中の人間に、仕事の連絡なんてとれないよ」という返事でした。

休日は国によって異なる

バカンスは長期休暇ですが、休日も国によって異なります。例えば、日本人はゴールデン・ウィークは当たり前ですが、もちろん海外諸国にゴールデン・ウィークはありません。

また、中国は2月に旧正月があり、この間はいっさい動かないと思わないといけません。この期間に一生懸命電話をかけても、メールを送っても返事は来ないのです。

対応方法

休日は各国によってさまざまです。取引相手国の休日を知りたければ、カレンダーを入手しましょう。

また、取引の前に、相手国の文化を理解することが重要です。特に、その国のバカンス休暇や休日のパターンは必ずチェックしておき、余裕をもったスケジューリングをしておくことが大切です。

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