GLOSSARY
用語集
Consular Invoice(コンシュラー・インボイス)とは・意味
Consular Invoice(コンシュラー・インボイス)とは、「領事送り状」や「領事査証インボイス」を意味する貿易用語です。
輸出地にある輸入国大使館(もしくは領事館)で特定の様式のインボイスやコマーシャルインボイスに査証を受けたインボイスのことです。
コンシュラー・インボイスは、関税賦課・ダンピングの防止・統計資料の作成・原産地の確認などのため、船積書類のひとつとして要求されます。
主に次の場合で領事査証の申請が必要になります。
- 領事査証を要求する国に輸出する場合
- L/Cなどで開設銀行や輸入者から要求がある場合
領事査証は主に中近東やアフリカ、一部のヨーロッパで要求されていましたが、近年、必要な国は減ってきています。
必要とされている国でも、輸入者によっては領事査証が不要という場合もあるため、現地の輸入者を通じて確認が必要です。
また、国として領事査証を要求していない輸出先でも、L/Cで査証の要求がある場合は申請が必要になります。
査証の取得は各国の大使館や領事館で申請を行います。
大使館や領事館によって申請の時間帯、査証の申請から発給までの日数、申請前に商工会議所でサイン証明を受ける必要の有無、指定された領事査証の代理店の有無、査証費用など異なるため、申請前に確認が必要です。