GLOSSARY
用語集
Ship back(シップバック)とは・意味
Ship back(シップバック)とは、一度出荷された貨物を積み地に戻すことを言います。「積戻し」とも呼ばれます。
Ship backされる理由には以下のような原因が考えられます。
・輸入先で通関の許可が通らなかった場合
・輸送中に貨物が壊れてしまった場合
・輸入者側の問題で貨物が輸入できない場合
輸出者も輸入者もお金をかけて輸送手配しているので、できるだけShip backは避けたいですが、どうしてもしなければならない時は以下の流れで作業し、ポイントに注意しましょう。
目次
1.輸出者に連絡をする
早めに輸出者に合意を求める連絡をしましょう。積戻しの理由などによってどちらが輸送費の負担をするかを決めなければなりません。また、国と手配先によっては輸送費のコストダウンが可能な場合もあるので、必ず話し合いが必要です。
2.乙仲(フォワーダー)に依頼
Ship backは基本的に輸出時と同じ手配が必要なため、インボイスやパッキングリストなどの書類作成作業が必要となります。
貨物の返送
税関での書類審査や検品が行われて返送となります。情報不十分の場合は乙仲から追加情報の連絡がきます。また、積み地から出国できた貨物でも日本からは出荷できない場合もあるため、あらかじめ乙仲に相談するのがベストです。
上記でもお伝えしたとおり、Ship backはタイム&マネーロスとなるため、できるだけ発生しないようしっかり事前準備をおこないましょう。