GLOSSARY
用語集
ディスクレ
貿易で貨物をやり取りする際には、積み荷に関して正確な内容を示す書類が必要で、一切のミスも許されません。ディスクレというのはディスクレパンシーの略称で、この書類、信用状の内容と積み荷の内容が一致しない状態のことを指します。
商品を売る側、つまり輸出する側が作成する信用状は十分な注意をもって作成する必要がありますが、単純ミスも含めて時にはこのディスクレが発生することもあるでしょう。しかし、わずかな違いであっても誤魔化しや見逃しは許されません。売り手側は信用状を利用して取り引きを行い、買取を依頼しますので、ディスクレが発覚した信用状では代金の支払いも保証されないことになります。
なお、ディスクレがあった場合には信用状の内容訂正が可能で、この手続きがアメンドです。信用状の発行を依頼した買い主に修正をお願いして、発行をした銀行が合意することでアメンドが適います。
原則としてミスが分かった時点で修正、訂正を行うのが基本ですが、ただしアメンドは時間がかかってしまうのが難点です。アメンドを行わずに内容をそのままで買い主と売り主が交渉を行うのがL/Gネゴシエーションで、こちらは問題が起きた場合には売り主が責任を認める形になります。