GLOSSARY
用語集
検査証明書
特定の貨物の輸入、輸出を行う際に検査証明書が必要になることがあります。
貨物の品質・規格・成分などが、国の基準を満たしているかどうかを、検査結果を通じて示すための書類です。
輸出や輸入に関しては、各々の国に独自のルールが存在します。
国益にならない物を持ち込ませない、外に出さないためのルールです。
しかしそうしたルールが守られているかどうかを判断する上で、空港ごと港ごとに専門の研究者を置き、調査機関を設置することは容易ではありません。
そこで検査の手順の簡略化を目的とし、実施されているのが検査証明書による選定です。
各輸送機関は証明書の内容を確認し、配送可能な貨物か否かを判断します。
検査が行われていても、結果が移動に問題ありと判断されれば許可は出ません。
検査証明書は植物や食品など、検疫を必要とする貨物に添付されます。
専門の検査機関による調査の結果、輸出国や輸入国の公的な基準を、貨物が満たしていると判断されれば国を跨いだ移動が許されます。
検査証明書は一般的には、輸出国側の公的検査機関が発行を行いますが、輸入者側が機関を指定することもあります。
貨物の内容によって、証明書の発行の際行われる検査の内容は異なります。
検査によって数日から数ヶ月と、証明書発行までにかかる日数も違います。