GLOSSARY
用語集

複合輸送

複合輸送

複合輸送とは「複合一貫輸送」とも呼ばれ、 陸上輸送、海上輸送、内陸水路輸送、航空輸送のような二つ以上の異なる手段によって、 目的地まで荷物を輸送する方法です。

一つの輸送契約に対し、様々な輸送形態を複合することで、効率的な輸送、輸送時間の短縮、コストの削減を可能にするメリットがあります。
一つの輸送方法のみに頼る交通渋滞や悪天候などのリスクに対して、その緩和も可能です。

複合輸送には、「国際複合一貫輸送」「国内複合一貫輸送」の二種類が存在します。
一般的に複合輸送を指す場合は、国際複合一貫輸送を意味することが多いです。
国際複合一貫輸送は二国間での輸送を、航空、船舶、鉄道、トラックなどを利用して行う形態です。
国際取引が活発になる中で、柔軟な物流手段を用いることは効率性の面で重要なニーズになっています。
また、高度な情報化社会によって物流の移動状況が速やかにつかめることも、複合輸送の形態が取りやすい状況下にあります。

複合輸送発展の背景には、近年のコンテナ輸送の充実により、手段を変えた輸送がよりスムーズに行えるようになった点があります。
国際複合一貫輸送が発展してきたことにより、国内においてもこの形態を用いた輸送方法が進展しました。
複合輸送の方式を取ることで、荷主の多様なニーズに叶うサービスを提供できる点が導入の後押しになっています。

JA/EN
ページトップに戻る