GLOSSARY
用語集
Tariff
Tariffは、「関税」または「関税率を示した表」という意味。
輸入や輸出する貨物に対して課税されるものを関税と言います。関税法と関税定率法、関税暫定措置法に関連する国税になり、間接消費税に分けられます。日本では輸出関税がないため、関税と言えば輸入関税と特別分けることがありません。使われる場合は基本的に同義となります。
関税の種類は2つあり、1つは「財政関税」、2つ目は「保護関税」です。財政関税は、その名の通り財政収入を目的とし、保護関税は国内産業の保護のための関税です。日本では、どちらかというと保護関税の方を重視しています。
関税がどれくらいになるのか一概には言えませんが、基準となるのは輸入貨物の数量とその価格です。数量に関しては、重量に加え長さや容積などを考えて税率を決める従量税があります。輸入貨物の価格を考えて税率を決める場合は従価税と言います。どちらを採用するかは国や時代ごとに変わっており、例えば日本では原油や石油製品の関税は戦前から 1951 年度までは従量税が適用されていたものの、1952 年度からは従価税に変わりました。ところが1961 年度以降は再度従量税が適用され、現在に至っています。