PRACTICE
輸入取引の実務について
オファーを出す、輸入条件について交渉する
目次
条件提示にはいくつかのパターンがある
サンプルを取り寄せて納得できたら、輸入条件の交渉に入ります。こちらから商品購入の条件を提示することをオファー、それに対して、相手が条件などを変更して返してくることをカウンターオファーと言います。
口頭でも可能なやり取りですが、後々のために、メールやFAXなど証拠が残る文書で行うようにしましょう。
提示するオファーには、さまざまな種類があります。
ファームオファー
買主の承諾について有効期間を指定するもので、買主が期限内に承諾すれば、その条件で契約は成立します。
確認条件付きオファー
買主が売主の条件を承諾しても、契約成立にはならず、売主の最終確認が必要なもの。
先売り御免オファー
商品数に限りがある場合などに適用されるもので、買主が条件を承諾しても商品が売り切れてしまえば契約は成立しないというものです。
まずは見積書を取り寄せよう
通常の取引では、まず、希望価格や希望購入数量、希望納期や引き渡し場所など、こちらの条件を明記して見積書を出してもらうよう依頼します。
この見積書依頼がいわゆるオファー、返ってきた見積書がカウンターオファーと考えてください。
見積書には、商品の価格はもとより、分量やサイズなど商品の明細が書かれています。このとき、購入数量や条件によっては金額が変わってくることもあるので注意しましょう。
また、相手が希望する貿易条件も明記されています。
貿易条件は、FOB(本船渡し)と書かれていても、その会社がアメリカにある場合は、アメリカ式FOB(*)となり、実質的にはEXW(工場渡し)になってしまいます。
このように、貿易条件の誤解はトラブルのもとになりやすいので、よく確認しておきましょう。
* アメリカでは、多くの人が工場渡しや店先渡しのことをFOBと言う。
したがって、アメリカの輸出者と商品を取引する場合、港(空港の運送会社の倉庫)を具体的に指定するのがベター。
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