パレットは物流において、荷物の積み下ろしを容易のするために用いられる、荷物を載せる荷役台の総称です。

一般的によく見かける平パレットの他に、ボックスパレット、シートパレット等の色々な種類があります。
具体的には工場の他、トラック、コンテナ、倉庫等の様々な所での荷役作業を効率的に行うために、一般的な平パレットの場合、パレットの台上に荷物を載せ、このパレットの脚と脚の間にフォークリフトの爪を差し込んで持ち上げ、移動させると言う方法で利用されます。
パレットの強度に応じて、荷物をはい付けた状態で2段、3段と重ねる事も可能で、材質は木材からより強度のある合成樹脂に代わる傾向があります。
航空輸送用にはさらに強度が強くて軽いアルミ合金製の板状のULDと呼ばれているパレットを各航空会社では使用されています。
国際的に輸出入が増大しており、このパレットサイズは統一されている方が、収納スペースの設定等、何かにつけてスペース効率を上げる事ができますが、残念ながら現在は統一されていません。IEC規格として統一の議論がなされている段階です。

ちなみに日本ではJIS規格でT11型（1100mm×1100mm×144mm）が一貫輸送用平パレットとして規格化されていますが、それ以外の寸法のパレットも多数存在するのが実態です。”